【社内マニュアル自動化】動画から手順書を作る

💡今日のテーマ

現場で「やり方を口頭で説明→相手がメモ」というやり取りは時間がかかります。そこで、画面録画やスマホ動画から【AI】で文字起こしを行い、作業ステップ/必要ファイル/注意点/チェックリストまでを1本の手順書に自動整形する流れを紹介します。コツは“見ながら真似できる形”に落とすこと。動画は理解が速い一方、後から見返しにくい弱点があります。動画→手順書→チェックリストの順で整えると、教える側の負担も、教わる側の迷いも減ります。

📊なぜ今これが重要なのか

  • 人が入れ替わっても作業品質を保てる。

  • 「覚える」ではなく「見て実行」にでき、教育の時間を短くできる。

  • 現場の工夫をそのまま残せるので、改善の土台がたまっていく。

  • 手順が1ページに揃えば、引き継ぎや監査の準備も進めやすい。

⚙️実践ポイント

  • ①素材作り:普段どおりに作業しながら5〜10分の画面録画を取る。声が出せない場合は、マウス操作とポップアップの説明だけでも十分。録画後、作業に使うファイル名や保存場所をメモに添える。

  • ②文字起こしの指示文:
    「動画の内容を手順化してください。見出し=『準備→手順→チェック→よくあるつまずき→次の改善』。手順は番号付きで、各手順に『目的/操作/確認』の3行を出力。画面に出るファイル名・設定値はそのまま記載。」

  • ③“見ながら真似”の型:

    • 準備:必要ツール、権限、テンプレファイル、所要時間

    • 手順:①②③…(1手順=3~5行、スクショ番号を併記)

    • チェック:完了条件(例:エラーが出ない、合計が一致)

    • つまずき:実際に現場で起きやすい点を3つ

    • 次の改善:自動化できそうな箇所やテンプレ案

  • ④スクショの取り回し:ステップの区切りで連番スクショを取得(01_設定画面、02_ボタンなど)。画像は手順の右側に小さく並べ、クリックで大きく見られるようにする。

  • ⑤更新ルール:現場から修正依頼が来たら追記だけで対応し、変更履歴を1行で残す。月初に「閲覧数・所要時間・質問件数」を見て、わかりにくい箇所を重点改良。

  • ⑥配布のしかた:共有フォルダのトップに「業務別/担当別」で並べ、**5分版(要点)/完全版(詳細)**の2段構えで公開。教育ではまず5分版を使い、配属後は完全版で自走してもらう。

  • ⑦応用例:

    • 経理:入金消し込み、月次締めのチェック

    • 営業:見積作成、受注登録、失注理由の記録

    • 顧客対応:返品受付、交換手配、案内テンプレの更新

    • バックオフィス:備品購入、アカウント発行、権限付与

🤝次のステップ

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